病気と予防

代替補完療法(高濃度ビタミンC点滴療法 ①)

代替補完療法(高濃度ビタミンC点滴療法 ①)

 当院院長は点滴療法研究会iv-therapy.orgの高濃度ビタミンC点滴療法(以後IVC療法)認定医です。ヒトと同様海外から冷蔵空輸された防腐剤の入っていないマイラン社のビタミンC注射薬を使用しIVC療法を動物に対し行います。ただし以下の疾患、体質の動物にはIVC療法はできません。

1.重度の心不全  2.重度の腎臓病  3.G6PD欠損症という赤血球膜の遺伝性   酵素異常がある場合(検査で判ります)

また以下の症状、病態がある場合は慎重な投与が必要になります。

1.胸水・腹水の貯留  2.リンパ浮腫  3.頭蓋内腫瘍




代替補完療法(高濃度ビタミンC点滴療法 ②)

代替補完療法(高濃度ビタミンC点滴療法 ②)

(実際の治療)動物が高濃度ビタミンC点滴療法(以後IVC療法)が適応(可能)とされる場合の当院で行っている実際の治療の流れについてご説明します。

・初回はビタミンC濃度の低い点滴からはじめます。2回目、3回目と濃度を上げていきます。血液中のビタミンC濃度を点滴直後に測定し有効と思われる濃度に達するまで濃度を上げていきます。

・理想的には週に2回以上行いますが実際には週に1回のケースがほとんどです。
・1回の点滴にかかる時間は1時間から2時間かかります。通常半日のお預かりになります。


(検査費用)(税別)
G6PD検査(血液)            10000円 初回必須項目
ビタミンC血液中濃度測定   5000円 有効濃度に上がるまで

(高濃度ビタミンC点滴 体重別費用の目安)( 税別)
~5kg 6000円 ~   8000円    
~10kg 6000 ~   8000円     
~20kg 6000 ~11000円    
~40kg 7000 ~18500円

*注意 費用はおおよその目安です



代替補完療法(オゾン療法 ①)

代替補完療法(オゾン療法 ①)

オゾンガス発生装置により適正・安全な濃度のオゾンガス(O3)を生体に用います。

(生物学的効果について) 

1.赤血球代謝の活性化と酸素供給の改善
2.免疫細胞の活性化
3.生体の抗酸化物質の活性化
4.抗炎症作用
5.血小板抑制作用
6.神経内分泌の活性化
7.DNAの修復作用 
8.殺菌作用

(オゾン療法を用いる疾患ならびに症状)

・老齢性疾患(四肢の麻痺による歩行障害、起立不能、前庭傷害)
・皮膚疾患(感染性、アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
・慢性腎臓病
・椎間板疾患による四肢、後肢麻痺
・自己免疫疾患
・腫瘍性疾患(がんなど)の補助療法

・その他慢性疾患

(副作用および投与注意)

・オゾンガスの直接吸引による肺機能障害
・出血傾向のある患者
・G6PD欠損症という赤血球膜の遺伝性酵素異常を持つ動物
・甲状腺機能亢進症(治療をされていない)



代替補完療法(オゾン療法 ②)

代替補完療法(オゾン療法 ②)(実際の治療と治療費用について) 実際の治療方法それにかかる費用は患者の状況により大きく異なります。日頃良く行われる治療ついてご説明します。
*費用は全て税別です


大量自己血液療法:患者から体重1kgあたり約1mlの血液を採血しオゾンガスと反応させ静脈に注射する方法です。
主にがん患者に
1週間に1回の割合で用います。
5000円~15000円/1回


少量自己血液療法:患者から0.5ml~1mlの血液を採血しオゾンガスと反応させ筋肉または皮下に注射します
主に皮膚疾患に1週間に2~3回から徐々に回数を減らしていきます。

2000円~3000円/1回


注腸法:オゾンガスをカテーテルを用い直接肛門から注入します。
腎不全、アンチエイジング、皮膚疾患、運動器疾患など全ての疾患に週に2~3回から徐々に回数を減らしていきます。
1500円~2000円/1回


皮下注射法:オゾンガスを直接皮下注射します。
主に椎間板疾患、運動器疾患に
1週間に2~3回から始め徐々に回数を減らしていきます。
1500円~2000円/1回


オゾン化オイル:オゾンガスで反応させたオリーブオイルを塗布します。主に皮膚疾患、外耳炎などに使用します。
3g入り940円、10g入り2550円


代替補完療法 ホモトキシコロジー

代替補完療法 ホモトキシコロジー

標準治療・西洋療法に加えホモトキシコロジーによる治療を行っています。

治療にかかる費用は患者の体格や症状により変わります。
例として犬猫の慢性腎臓病でよく使われるホモトキシコロジー製剤の使用に
かかる費用が約16000円~20000円になります。
そのほかの疾患・症状については診察を行った上でお伝えいたします。